トレセン情報

2025 日韓交流事業 旭川トレセンメンバー
U15
番号 ポジション 氏名 チーム名
1 GP 阿部 映介 EINS FSV(神居東中)
2 GP 支倉 幸希 TRAUM VITA
1 FP 朝倉 颯磨 上富良野中
2 FP 東 一颯 EINS FSV(広陵中)
3 FP 阿部 快翔 B.N.F.C(東光中)
4 FP 井下 琉楓 TRAUM VITA
5 FP 大西 慶太 EINS FSV(北門中)
6 FP 菊池 瑛太 上富良野中
7 FP 後藤 仙一 上富良野中
8 FP 斎藤 舜哉 B.N.F.C(緑が丘中)
9 FP 坂口 遼太 B.N.F.C(滝川江陵中)
10 FP 佐々木 廉太朗 EINS FSV(神居東中)
11 FP 枝園 和真 B.N.F.C(神楽中)
12 FP 高橋 優詩 EINS FSV(広陵中)
13 FP 種市 恭太 B.N.F.C(旭川中)
14 FP 松井 俊斗 上富良野中
15 FP 満保 陽那翔 B.N.F.C(永山中)
16 FP 吉田 莉里花 EINS FSV(明星中)

2025 旭川市・水原市

日韓親善少年サッカー交流事業

         




日時:令和7年8月30日(土)〜31日(日)

場所:Ajou Univercity(亜州大学)G(韓国)

日韓親善少年サッカー交流事業2025報告

 

旭川トレセンU15

                               監 督 小出  陣

                              コーチ 斎藤 達弘

                                  景山 研斗

 

 今回,U15トレセンとして,この水原市との日韓交流大会は,「高校サッカーに向けた自身の成長」と並ぶ、大きな目標の一つとして掲げてやってきた。これまでトレセンとして、中々大きな遠征の機会がなかった選手たちにとっては,存在感の大きいものであったと思う。相手のスピードやフィジカルの高さを想定しながら準備を進めてきた。

 現地では,GSキョンス倶楽部のU14U152試合ずつの計4試合の対戦となった。初日は2敗と悔しい結果で終えた。GSの選手達は,やはりスピードが速い選手,体幹の強い選手が多く見られた。初めは、それに中々慣れることができず,やられてしまう場面も多々あった。更には,システマチックなサッカーで,丁寧なビルドアップからのサイド攻撃や中央突破など圧倒される場面も見られた。シンプルに相手の背後を取り,そこにしっかりとパスをつけてくる。それを支える高い基礎技術、パスワーク、選手の準備のレベルの高さを感じた。一番はシュート決定率の高さである。それぞれの試合のスタッツを見て分かる通り,GSの選手たちは少ないチャンスを確実に決めてくる。GPとの1vs1を確実に仕留めてくることはもちろん,クロスボールをファーサイドからのダイレクトボレーや,DFの寄せが少しでも甘いと,無回転のミドルシュートなど,こちらの指導者も選手たちも称賛を送るしかないようなシュートを叩き込まれた。水原の中で何十とあるクラブチームの中で競争している選手たちの質の高さを感じた。

 旭川の選手達は初日,立ち上がりの自分たちのミスによる失点や、相手の勢いにやや圧倒され相手にペースを握られ,後半疲れが見え,DFが緩くなったところでの連続失点,GPDF陣からも中々声が出ず,うまく連動できないなどの課題が散見された。しかしながら試合を通して,しっかりと課題と向き合いながら徐々に改善していく選手の姿が見られた。DFの時の相手との距離感やチャレンジ&カバーの関係を意識したり,バックラインからしっかりと声をかけ,相手のビルドアップを前線から連動して奪いに行く守備が劇的に改善され,GSのストロングであろう攻撃のところをかなり摘むことができたことは大きな成果であると考える。選手たちがゲームの中で,考えながら工夫していく姿が素晴らしかった。また攻撃では,前線の守備からのショートカウンターや,シャドーの選手が良い状態で受けて,ウイングを使った攻撃,2列目からの飛び出しなど,意図した攻撃を仕掛けることができたことも成果である。ただ,フィニッシュの精度に関しては,GSの選手たちと比較すると依然として課題である。攻守の成果を支える影には,豊富な運動量で走り回り,ボールに関わり続ける中盤の選手たちの活躍があったことも間違いない。攻撃時には,ボールをしっかりと収め,守備時は相手のパスの受け先をクレバーに狙い続けることができた。素晴らしい活躍であったと思う。結果として,初日2敗で終わったが,課題を見つめ直し,修正しながら試合に臨み,2日目,同じ相手にしっかりと勝ちきって終われたことは選手たちにとっても自信に繋がるゲームになったのではないかと考える。

 今回,レセプションとお別れパーティに参加する中学生はいなかったため,GSの選手たちと関わる時間は,ゲームの時と昼食時,そしてホームステイの時だけとなった。少し寂しいような気もしたが,選手たちは,試合外の時間,一緒にサッカーをしたり,じゃれあったりしながら楽しそうに交流を図っていた。サッカーをするだけで,すぐに打ち解けることができるのだなと感じた。ここで得た出会いや経験をぜひこれからの糧にしてもらい,そして,サッカー選手としても,人としてもより一層成長していけるよう努力を続けてほしいと思います。

 5日間,自チームの選手を快く送り出してくださったチームの監督の方々に大変感謝申し上げます。選手が今回学んだことを,彼ら自身の成長だけではなく,自チームへの還元や成長につなげてくれることと思います。今回の事業が旭川地区サッカーのさらなる発展に寄与することを心から願い,報告とさせていただきます。

 

背番号

CAP

POS

選手名

1

GP

阿 部  映 介

7

 

FP

大 西  慶 太

8

 

FP

阿 部  快 翔

9

 

FP

東    一 颯

10

 

FP

斎 藤  舜 哉

11

 

FP

佐々木  廉太朗

12

 

GP

支 倉  幸 希

13

 

FP

枝 園  和 真

14

 

FP

松 井  俊 斗

15

 

FP

朝 倉  颯 磨

16

 

FP

菊 池  瑛 太

17

 

FP

吉 田  莉里花

18

 

FP

満 保  陽那翔

19

 

FP

種 市  恭 太

20

 

FP

高 橋  優 詩

22

 

FP

後 藤  仙 一

23

 

FP

井 下  琉 楓

24

 

FP

坂 口  遼 太

 

 

8月30日(土) 1日目 1本目 ゲームはすべて25分ハーフ

第1試合 対GSキョンス倶楽部

旭川U15

2 - 2

0 - 3

GSキョンス

  倶楽部U15

 

【出場メンバー】

前半

GK

DF

MF

FW

阿部映

種市

松井

枝園

菊池

朝倉

高橋

井下

後藤

阿部快

 

後半

GK

DF

MF

FW

支倉

大西

枝園

松井

吉田

朝倉

(阿部映)

満保

井下

坂口

佐々木

 

【得点】

時間

チーム

得点者

状況

GS

 

DFラインでのパスをカットされ、ドリブルからシュート

10

GS

 

左サイドからのクロスをファーの選手がダイレクトでボレーシュート

18

旭川

高橋

阿部快のフリックで高橋が裏へ抜け出し、シュート

21

旭川

後藤

阿部快からのパスを受けて、シュート

36

GS

 

 

43

GS

 

PA外からの無回転ミドルシュート

50

GS

 

PA内でDFをかわし、ファーに流し込む

 

【スタッツ】

旭川U15

シュート本数

GSキョンス

倶楽部U15

前半

後半

コーナーキック本数

前半

後半

総評

 日韓交流試合1試合目。相手のフィジカルとスピードを開始直後から感じるスタート。開始3分で、相手に前線からプレッシャーを掛けられ、後ろ向きになり、DF間でのパスが緩くなったところを奪われ、そのまま失点を許す。その後も相手のスピードに圧倒され、サイドを何度も突破されるもセンターでなんとか跳ね返す展開。しかし前半10分に相手のカウンターから左サイドを突破され、クロス。ファーサイドにフリーで走り込んできた選手に左上隅に突き刺す鮮やかなダイレクトボレーシュートを決められる。高橋が中盤でいい動きを見せ、そこにボールが少し収まるようになる。高橋を起点に少しずつ攻撃のチャンスを掴む。18分に阿部快に入ったボールをフリック。高橋が2列目から飛び出し、得点。21分には阿部快の右からのパスに後藤が合わせて同点。後半は、入りこそ粘り強く東、枝園を中心に守っていたが、少し守備が緩くなったところや連携ミスのところを突かれ、失点が重なる。攻撃も終わってみればシュート1本に留まる。GSはシュート3本中3本得点にある通り、強烈なミドルシュートや半歩ずらしてクイックでシュートなど一人ひとりのシュートの精度の高さや強さを選手たちも感じ取ることができた。

8月30日(土) 1日目 2本目

第2試合 対GSキョンス倶楽部

旭川U15

1 - 1

1 - 3

GSキョンス

  倶楽部U14

 

【出場メンバー】

前半

GK

DF

MF

FW

阿部

種市

大西

枝園

松井

菊池

満保

高橋

阿部

後藤

斎藤

 

後半

GK

DF

MF

FW

支倉

種市

大西

佐々木

吉田

菊池

(満保)

朝倉

井下

坂口

斎藤

(後藤)

 

【得点】

時間

チーム

得点者

状況

GS

 

中盤でのボールロストからドリブルで抜け出しGPとの1vs

16

旭川

高橋

大西から満保へ縦パス満保から高橋へ横パス高橋がミドルシュート

27

GS

 

左サイドからのロングカウンター

31

旭川

満保

井下からクロス坂口が満保に落としてシュート

48

GS

 

右サイドからのクロスがあがり、競り合ったこぼれ球を拾われ、横パスを中央にいた選手に繋ぎ、シュート

49

GS

 

左サイドからのアーリークロスに合わせてシュート

 

【スタッツ】

旭川U15

シュート本数

GSキョンス

倶楽部

前半

後半

10

コーナーキック本数

前半

後半

総評

 2試合目はGSU14とのゲーム。相手のパスワークに苦戦するゲームとなった。相手は中盤の選手がタイミングよくマークの背後に走り込み、フリーでパスを受けてくる。開始早々から一試合目と同様、自分たちのパスミスから失点。パスの質の韓国との差が浮き彫りとなった。それでも、16分にDFラインから中盤へ細かくパスを繋ぎ、高橋が1点を返す。その後は、大西が相手の攻撃をしっかりと予測しながら質の高い守備を見せた。枝園、松井、種市も強度の高い守備で、相手のチャンスを摘んでいた。後半開始早々、またしてもカウンターから失点。旭川は、前線からのプレッシャーをかけていき、徐々にその守備がはまり、高い位置でボールを奪うシーンが増え始める。31分に1点を返し、同点。その後も旭川がチャンスを多く作るも決めきれず、逆に足が止まり始めた終了間際に、2失点を喫し、敗北。またしても決定力の差を見せつけられる悔しい結果となった。

8月31日(日) 2日目 3本目

第3試合 対GSキョンス倶楽部

旭川U15

1 - 1

1 - 0

GSキョンス

  倶楽部U14

 

【出場メンバー】

前半

GK

DF

MF

FW

阿部

種市

枝園

松井

菊池

朝倉

高橋

井下

後藤

阿部快

 

後半

GK

DF

MF

FW

支倉

種市

松井

大西

吉田

朝倉

(阿部映)

満保

斎藤

坂口

佐々木

 

【得点】

時間

チーム

得点者

状況

旭川

阿部快

種市からのアーリークロスに阿部快が合わせる

GS

 

中央をスルーパスで裏抜け→GP1vs1

49

旭川

斎藤

右サイドをドリブルで突破し、ペナまで侵入しシュート

 

【スタッツ】

旭川U15

シュート本数

GSキョンス

倶楽部U14

前半

後半

コーナーキック本数

前半

後半

総評

 昨日の結果、反省を活かせるかが試される3試合目。立ち上がり、今遠征初の先制点をあげる。低い位置からポゼッションしてくる相手に対して、サイドを限定し、次の出どころでボールを奪いに行く。GPDFからもしっかりと声が出るようになり、高い位置でボールを奪い、ショートカウンターで得点。その直後浮き球の処理にばたつき、相手にボールが渡り、失点。しかし、その後は、集中を切らさず、強度の高い守備を続け、相手にチャンスを作らせない展開。マイボールの時間が増え、菊池、朝倉がボールに積極的に関わりながらゴールを目指す。井下、後藤が相手の背後に飛び出し、ゴールまで迫るも得点とはならず。後半も守備の意識を落とすことなく、相手に決定的なチャンスは与えない展開。攻撃も再三ゴールに迫るが追加点が奪えない。このまま取り切れず終了かと思ったが、終了間際、斎藤が個人技で決勝点。前日に比べ、かなり守備の意識、強度の高まりが感じられるゲームとなった。

8月31日(日) 2日目 4本目

第4試合 対GSキョンス倶楽部

旭川U15

1 - 0

1 - 1

GSキョンス

  倶楽部U15

 

【出場メンバー】

前半

GK

DF

MF

FW

阿部映

種市

大西

松井

菊池

斎藤

朝倉

井下

後藤

阿部快

 

後半

GK

DF

MF

FW

支倉

大西

枝園

松井

佐々木

吉田

高橋

菊池

坂口

後藤

満保

 

【得点】

時間

チーム

得点者

状況

15

旭川

阿部快

種市の左からのボールをゴール前中央で阿部快が受けて、シュート

30

旭川

後藤

高橋からのスルーパスに後藤が抜け出し、シュート

39

GS

 

 

 

【スタッツ】

旭川U15

シュート本数

GSキョンス

倶楽部

前半

後半

コーナーキック本数

前半

後半

総評

 日韓交流試合最終戦。全員で勝利を目指し、臨んだゲーム。午前のゲーム同様、相手のビルドアップに対しては、高い位置からハイプレッシングで追い込み、相手の裏抜けに対しても粘り強く対応していた。15分、相手のビルドアップに対し、連動してボールを奪い、種市から阿部快と繋ぎ、先制点。相手との競り合いも工夫して勝てるようになってきた。後半5分、支倉からのボールを高橋がしっかりと収め、シンプルに裏のスペースへ。後藤がスピードを活かして走り込み、追加点。前半から相手に負けないスピードでチャンスを演出していた後藤を活かす得点シーンだった。その後も後藤が幾度となく抜け出し、クロスをあげるも決めきれない展開が続く。逆に相手の数少ないチャンスでまたもや失点。最後まで1点のアドバンテージを全員で守り抜き、初日のリベンジを果たし、交流試合を終えた。


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